一式交換【REPAIR】
もう8月です
中高は夏休み
大学もほぼほぼ夏休みに突入しました
サラリーの方は夏休みと言えばお盆などの夏季休暇が
あったりなかったりだと思います
聞いた話では
イタリアなどは2週間くらい夏季休暇があるそうです
2週間もあれば文字通り何処でも行けますね
毎日使ってる自転車も長期休みで走りに行くこともできるので
ツーリングも面白そうです
しかし
やはり遠出となるとメンテナンスは必要です
今回はリペアかカスタムか悩むところですが
足回りを同グレードにしたのでリペアにしました
さて、なぜ足回りを換装したかというと
歯飛びです
これはチェーンが伸びてギヤがかみ合わずに
滑ってしまう現象を言います
確認の方法としては色々とありますが
目視確認できるくらいだとかなり磨り減ってます
たとえばこのクランクの隙間を見ると
かなりスカスカです
もちろん交換すれば問題なく走れる場合もあります
ただ注意が必要なのは
チェーンだけを交換した場合
クランクとスプロケットのかみ合わせは大丈夫なのか?
ここが重要です
A:スプロケ
B:チェーン
C:クランク
基本的にはABCは全て新品であればまったく問題ありません
しかし
AとCを繋ぐ役割をしてるBだけを新品にした場合
古い状態のA,Cと新品のBでは噛み合わせが合わない場合が出てきます
これはABCそれぞれが同じように削れて噛み合ってるからです
早期の交換であれば多少古くなったA,Cでも問題なく動きます
しかしここで注意が必要なのは
交換以前にどれだけ使用していたかです
今回のように前のクランク(C)とチェーン(B)が見るからに
隙間がある状態だと
チェーンを交換しても先ずは飛びをします
それはこの尖ったクランクを見れば判りますが
新品のチェーンにしてもクランクが削れてるのでチェーンに食いつかないのです
そうなるとクランクやスプロケットも交換になります
ということでチェーンとクランクなど一式交換です
FC-4700に交換します
BBもホローテックⅡになるので
ついてるBBを外して掃除して新たなBBを入れます
交換作業中にプーリーもかなり削れてるのに気がついたので
ここも交換です
この写真を見れば一目瞭然ですね
あとはチェーンですが
実は注意点があります
現行の4700のTiagraは実は通常の10速チェーンではなく
MTBなどに使うHG-Xです
これはよく間違えるやつです
TIAGRAの4600シリーズは通常のCN6701やCN4601が使えます
ただ新型の4700はHG54かHG95を使用しないといけません
一応は4700でCN4601とかも使えます
が
変速性能はかなり落ちます
理由としてはチェーンの構造が違うのです
表面がツルっとしてる(CN4601とか)のと
角を落としたような形になってる(HG95とか)のと
2種類あります
大別するとロード用とMTB用ですが
11速からは実はHG-Xチェーンになってるので
そもそもロードとMTBは兼用になってるのです
これ今後もSORAやCRARISもグレードアップしたときに
HG-Xになるかもしれないので注意が必要です
組み換えは完了して動きもスパスパ決まるので大丈夫そうです